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婦人科・内科
婦人科について
婦人科では女性特有の病気や悩みの相談受付などを行っております。以下について、さまざまな年代に応じた診療を行っています。
- 子宮について
- 更年期について
- ブライダルについて
子宮についても各種診療を行っております。人には相談しにくく自己判断がしにくいものですから、わかりやすく質問形式でご案内いたします。
子宮がんについて
子宮がんは大きく分けて2種類。子宮の出口(子宮頸部)にできるがんを子宮頸がん、子宮の奥のほう(子宮体部)にできるがんを子宮体がんと呼んでいます。
30年ぐらい前までは、日本人には子宮頸がんのほうが多かったのですが、最近では子宮頸がんと子宮体がんはちょうど半分ずつくらいだと言われています。
子宮頸がんについて
Q. 何歳くらいから検査が必要?
A. 若い方の子宮頸がんは逆に増加傾向なので、現在20歳を超えた女性は子宮頸部(子宮の出口)のがん検診をするよう厚生労働省からすすめられています。
これは頸がんの原因が子宮出口におけるヒトパピローマウイルスの感染によるもので、多くの感染が性行為によってもたらされていると考えられているためです。つまりは20歳という年齢にとらわれることなく、性行為のある方は20歳以前でもその可能性が上がってきます。そのため、ご希望の方には、ヒトパピローマウイルス(HPV)の検査を行っています。高リスクか低リスクかの判定しかできませんが、結果は2日程度でわかります。
なお、感染予防のためのワクチン接種は日本でも実施されており、中学1年生となる年度に接種することが推奨されています。
厚生労働省ホームページ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059490.html
Q. 異常を察知するには?
A. 生理以外の出血や長引く生理、性行為後の出血などあればもちろんのこと、おりものに異常を感じた場合も検査を受けてみてください。検査自体に内診は必要ですが、痛みを伴うものではなく、約1分で終わります。
子宮体がんについて
子宮体部の検査は、がんの疑いが強い方に行う場合が多い検査です。超音波検査や組織の採取を行います。
Q. 検査は痛くないの?
A. 多少の痛みはともないますが、時間は約5分で、通常痛みが長引くような検査ではありません。
問診や家族歴、合併症、既往歴などを参考にして、医師が検査することを決めますが、患者さんからのご希望ももちろん受付しております。
検診内容
- (1)内診と子宮頸部の細胞診
- (2)(1)と超音波検査(子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍チェック)
- (3)(場合によって/希望により)子宮体部の細胞診あるいは組織診
子宮筋腫
子宮筋の筋層内にできる腫瘤を筋腫核と呼びます。
Q. 筋腫が見つかった場合、即治療が必要ですか?
A. 40歳以上の女性の3人から4人に1人は子宮筋腫を持っていると言われています。また、筋腫は悪性ではないので、婦人科や検診で“筋腫がありますよ”と言われても、あわてる必要はありません。筋腫があっても問題ないケースも多く存在します。しかしながら、筋腫であることを診断してもらう必要がありますし(つまり悪性の肉腫ではないことの確認)、筋腫によって生じた、あるいは今後生じるであろう別のトラブルがないかどうかを診察してもらう必要があります。
Q. 筋腫は大きければ大きいほど危険ですか?
A. 筋腫の大きさを気になさる患者さんがよくいらっしゃいますが、厄介なことに、筋腫は大きさだけでは判断できません。小さいからといって問題ないとは限らず、むしろ多くは筋腫のできた位置のほうが問題になります。
Q. 筋腫があると何か症状が出ますか?
A. 生理が多い・長引く、あるいは生理以外で出血があることもあります。ずっと内科検診でひっかかってきた貧血の原因が、実は筋腫だったということも、よくある話です。
Q. 筋腫の場所や状態が気になります・・・
A. 当クリニックでは、超音波検査や内診、あるいは血液検査を行い、できるだけ丁寧な診断に努めています。なお、場合によっては、連携している病院でMRI検査をしていただくこともございます。
また、わかりやすい説明を心がけ、下の図にあるような絵をその場で書いて患者さんにお渡ししています。日付も入っているので“このときは、これくらいの大きさだったのか”というイメージをつかみやすくして、皆さんのお役にたてるようにしています。
そのほか、内科的疾患も扱っているので気軽にご相談ください。