HOME
統合医療・点滴療法

統合医療・点滴療法

「根拠に基づく医療（evidence-based medicine, EBM）」でなかなか改善しない場合は、症状だけでなく、患者さんのお話をよく聞き、その方全体の状態を考えること、その方の立場になって考えること、つまり患者さん中心のケアが症状の改善につながることもあります。その1つが漢方薬治療や鍼灸などの東洋医学の療法であり、またその視点から、カウンセリングをはじめとした心理療法やヨガ、アロマテラピーなどをおすすめしています。
当院でも心理療法士によるカウンセリングを予約制で行っておりますし、ヨガ講師とも連携しており、近くのヨガ教室にご案内することも少なくありません。

統合医療は、がん細胞と共存しつつ、学校に行く、仕事もする、家族も養う、あるいは家族を支えるというように、生活の質「QOL：Quality of Life」を高めるために大変意味があると考えます。

そこで、当院では、エイジングケアを目的とした点滴療法、がん治療における高濃度ビタミンC療法のほか、オゾン療法、マイヤーズ点滴など、数種の点滴療法を行っています。

◎オゾン療法

この療法は、オゾンを介して、全身の①抗酸化力の強化　②全身の酸素化　③末梢血流の増加　④免疫機能の増強　⑤細胞の活性化を促す幅広い作用が期待できるため、アトピーなどのアレルギー性疾患や慢性疼痛を訴える方、がんを患う方、糖尿病をはじめとした生活習慣病の方などにおすすめです。

なお、オゾン療法はドイツでは保険適用となっており、当院の医師は日本酸化療法医学会の会員です。

オゾン療法について詳しい説明はコチラ

◎マイヤーズ点滴

マイヤーズ点滴とは、慢性疲労、喘息、うつ病などの患者さんにおすすめしており、ビタミンやミネラルをカクテルしたお薬を点滴します。この点滴治療は、約15〜30分で行うことができ、慢性疲労・全身倦怠、かぜなどの炎症性疾患・線維筋痛症・パーキンソン病・気管支喘息・偏頭痛・慢性蕁麻疹・こむらがえりなどの症状でお悩みの方はぜひご相談ください。お肌のトラブルやエイジングケアを希望する方にもおすすめします。

なおマイヤーズ点滴は、米国メリーランド州ボルチモアの開業医であるマイヤーズ医師が30年以上にわたり慢性疲労、喘息、うつ病などの患者さんにビタミンやミネラルをカクテルした点滴を施していました。1984年に亡くなられた後しばらくたって、アメリカホリスティック医学協会元会長でペンシルバニア州の開業医、アラン・ギャビー医師がニューマイヤーズ・カクテル点滴として現代医学のエビデンスに合わせて改変した点滴療法を実施したのです。現在では全米で約1万人以上の医師が臨床に処方するようになっています。

副作用について

もともと人間の体内に存在するビタミンとミネラルの点滴療法ですので副作用は、ほとんどありません。
稀に血管痛があります。
回数：1カ月に1回程度
費用：3,300～6,000（税込み）自由診療

◎グルタチオン点滴

グルタチオンとは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸が連なったペプチド（化合物）のとで、抗酸化作用が期待でき、健康生活の維持に役立つとされています。このグルタチオンは、年齢や紫外線の影響によって減少しやすいのが特徴です。抗酸化作用は特に、肝臓、皮膚、目に対して作用すると考えられます。

なお、近年ではパーキンソン病の治療法としても注目を集めている療法で、1回20分程度の点滴治療です。加齢に伴うお肌のトラブル、慢性疲労、ストレス、飲酒習慣、不規則な睡眠時間、喫煙習慣、偏食、パーキンソン病、動脈硬化などでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

副作用について

副作用のほとんどない治療法です。
稀に頭痛と吐気・嘔吐を訴えることがありますが一過性であり、投与を中止すれば改善します。
回数：1カ月に1回程度
費用：11,000～16,500（税込み）自由診療